日本100名城(24)

躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)は、山梨県甲府市古府中(甲斐国山梨郡古府中)にあった戦国期の居館(または日本の城)。甲斐国守護武田氏の居館で、戦国大名武田氏の領国経営における中心地となる。

 甲斐国守護武田氏の本拠である。武田信虎が、永正十六年(1519)に石和から甲府武田信玄の父である武田信虎によって移し築かれた居館で、守護所が所在した。現在、跡地には武田神社があり、また、「武田氏館跡」として国の史跡に指定されており、県内では甲州市(旧勝沼町)の勝沼氏館と並んで資料価値の高い中世の城館跡である。

 戦国時代に築かれた甲斐源氏武田氏の本拠地で、足利将軍邸である花の御所(室町第)を参考にした方形居館といわれています。居館と家臣団屋敷地や城下町が一体となっている。信虎、晴信(信玄)以降、勝頼が新府城を築き移転するまで、3代の60年余りにわたって府中として機能し、後に広域城下町としての甲府や、近代以降の甲府市の原型となる。

県中部、甲府盆地の北端、南流する相川扇状地上に位置する。東西を藤川と相川に囲まれ、背に詰城である要害山城を配置した守りを固める構造になっています。

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躑躅ヶ崎館地形

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「古府の図」大正7年に発刊された『甲府略志』に描かれた地図(2014年5月8日撮影)

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水堀

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武田神社の堀に架けられた神橋(2014年5月8日撮影)

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武田信虎

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武田信玄

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石垣 風林火山

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竜華池から躑躅ヶ崎館大手全景

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要害山城

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武田氏の詰めの城として著名な要害山城 (余湖さんのホームページより)