日本100名城(31)

新発田城(しばたじょう)は、現在の新潟県新発田市越後国蒲原郡)にあった日本の城。別名、菖蒲城(あやめじょう)。新発田藩の藩庁が置かれていた。

城の北部を流れる加地川を外堀に利用した平城であり、本丸を中心に北の古丸と南の二の丸で囲い、その南側に三の丸を配する構造であった。1873年(明治6)、廃城令により、国の重要文化財として現存表門・二の丸隅櫓、および石垣を残して城内のほとんどの建物が破却され、本丸の一部を除く全域と古丸全域、二の丸の一部が自衛隊駐屯地として利用され、本丸南側の石垣と堀、櫓門の本丸表門と二重櫓の二の丸隅櫓が現存。本丸には天守はなく、天守の代わりとして三階櫓とよばれる三重櫓が設けられた。三階櫓や二重櫓の復元建築がある。現存建築がある城跡としては新潟県内では唯一である。また、石垣は本丸の表門側のみに前面乱積みの石垣がもちいられ、他は腰巻石垣や土居であったと考えられている。しかし寛文9(1669)年の大地震により、石垣が崩落しその復旧工事で、切込接布積に改められたとされる。

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新発田城の縄張り図

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本丸の周辺図

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新発田城辰巳櫓

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三階櫓

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二の丸隅櫓

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本丸表門

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辰巳櫓と表門

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城郭風景

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T字型屋根の三匹の鯱

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越後国新発田之城絵図