日本100名城(45)
岡崎城(おかざきじょう)は、愛知県岡崎市康生町にある日本の城。徳川家康が生まれた城として有名です。別名、龍城。岡崎公園の中にある。
戦国時代から安土桃山時代には松平氏の持ち城、江戸時代には岡崎藩の藩庁であった。
岡崎城は、菅生川と矢作川の合流地点にある丘陵「龍頭山」に作られています。
1452年(享徳元年)または1455年(康正元年)龍頭山の砦として三河国仁木の守護代であった西郷稠頼(つぎより、つぐより、又は、ちかより)、そして、その子頼嗣(よりつぐ)が北方に対する防御として築城したものである。
1531年(享禄4年)松平清康が西郷信貞(松平昌安)から奪い取り改修拡張整備したものが岡崎城である。
龍頭山はもともと小高い丘で、山頂に本丸が置かれた平山城として築かれていたが、本多康重から3代忠利(1600年(慶長5年) - 1645年(正保2年))にわたる改修によって平城となっている。この際、本丸に複合連結式望楼型3重3階の天守(1617年(元和3年))が建てられた。
本丸の北方に持仏堂曲輪、その北方下に二の丸、その北方に北曲輪、二の丸の東側には三ノ丸と東曲輪、その東に備前曲輪と大手門があった浄瑠璃曲輪、本丸と二の丸の西方下に坂谷曲輪、その西に白山曲輪と搦手口に当たる稗田門があった稗田曲輪、本丸の南は、菅生川沿いに菅生曲輪があり、それに、本丸から北側へ6重、西側へ4重の外堀を廻らせていた。存城当時の東海地方の城では3番目に数えられる規模であった。現在は一切の建物を失い、本丸と周辺の持仏堂曲輪、隠居曲輪、風呂谷等の曲輪と石垣、堀などの遺構を残すのみである。敷地は龍城神社(たつきじんじんじゃ)、岡崎公園として整備された。