高知城(こうちじょう)は、高知県高知市(土佐国土佐郡高知)のある高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山(標高44.4m)上に築かれた梯郭式平山城で、山の南を流れる鏡川、北の江ノ口川をそれぞれ外堀として利用されていた。別名鷹城(たかじょう)。
高知城は本丸の建造物が完全に残る唯一の城として知られている。天守・御殿・追手門など15棟の建造物が現存し、国の重要文化財に指定されている。現在、城全域は高知公園として無料で開放されているが、天守および本丸御殿(別名、懐徳館)への入館は有料となっている。また、この15棟の現存建造物に加えて、土佐山内家宝物資料館に丑寅櫓の一部であると伝わる部材が収蔵されている。
重要文化財指定は以下の15棟。
- 天守
- 懐徳館
- 納戸蔵
- 黒鉄門
- 西多聞
- 東多聞
- 詰門
- 廊下門
- 追手門
- 天守東南矢狭間塀
- 天守西北矢狭間塀
- 黒鉄門西北矢狭間塀
- 黒鉄門東南矢狭間塀
- 追手門西南矢狭間塀
- 追手門東北矢狭間塀