ボクサーエンジンを搭載する312 PBは、1972年のスポーツカー選手権で、10戦10勝という驚異的成績を記録した。フェラーリ・スポーツプロトタイプの歴史で、最後を飾る栄光のワークスマシンである。 フェラーリ 312 PB (55) フェラーリ 312 PB (55) 1/43 エ ン…

1996年のマラネロは、V12気筒ユニットをフロントに乗せた2シーターモデルだった。550 マラネロの登場は、20年以上途切れていたフェラーリ伝統のフロントエンジン・ベルリネッタの復活を意味していた。 フェラーリ 550 マラネロ (54) フェラーリ 550 マラネロ…

2006年、2台のフェラーリによる大陸縦断イベントがブラジルでスタートした。ほとんど市販車と変わらない599 GTBパナアメリカーナは、広大な砂漠や草原、山岳路などを走破し、ゴール地点のニューヨークを目指した。 フェラーリ 599 GTBパナメリカーナ （53） …

1972年のパリサロン、DOHCエンジンを持つ2+2GTがデビューした。ベルリネッタに比肩する操縦性を兼ね備えた365 GT4 2+2は、ラグジュアリー・グラントゥーリズモの新時代を切り開くことになった。 フェラーリ 365 GT4 2+2 （52） フェラーリ 365 GT4 2+2 （52…

C S I が打ち出したレギュレーション改定により、栄光の 3 3 0 P 4 はレースから退くことになった。しかしアメリカのインポーターであるルイジ・キネッティは、Ｐシリーズでのレースを続けようとした。彼の情熱により、P 4 はカンナム用マシンの612に生まれ…

365 GTC/4は、アメリカの排出ガス規制に完全適合したフェラーリ・ストラダーレである。車名に加えられた数字からも分かるように、４カムシャフトを備えたV12エンジンを搭載し、流れるような曲面で形づくられる独特のピニンファリーナ製ボディえおまとってい…

612 スカリエッティは、456 Mの後継車として2003年に発表された。伝説の“バーグマンクーペ″を彷彿とさせる美しいスタイリング、これまでのフェラーリGTで最も広いインテリア、そして最先端テクノロジーを組み合わせた2+2モデルである。 フェラーリ 612 スカ…