2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フェラーリ 250 GTベルリネッタ“TDF”

複数のセクションから構成されるツール・ド・フランス・オートモビル。1950年代後半から1960年代前半にかけて、フェラーリはここで圧倒的な強さを見せていた。特に初代250 ベルリネッタは“ツール・ド・フランスの250 GT”と呼ばれるほどの結果を残した。 フェ…

フェラーリ 512BB LM

純粋なストラダーレとして作られた512BBを、耐久レースに対応できるコンペティツィオーネに仕立て直すのは決して簡単ではなかった。しかしプライベーターの情熱に後押しされ、512BB LMは最終的にルマン24時間カテゴリー優勝を果たす。 フェラーリ 512 BB LM …

フェラーリ 250 GTO/64

1962年~1963年に250 GTOが活躍した後、後継マシン 250 LMが誕生した。しかし250 LMは、GTホロモゲーションを得られなかった。このためマラネロの技術陣は、1964年シーズンに向けて、250 GTOのモディフィケーションに着手する。 フェラーリ 250 GTO /64 (91…

フェラーリ 375 アメリカ

F1のレギュレーション変更で出番を失った 375 F1のユニットは、1953年シーズンに復活を遂げる。耐久スポーツマシン375MMは大成功を収め、やがて4500㏄ユニットを搭載する北米向けストラダーレ“375 アメリカ”が作られることになった。 フェラーリ 375 アメリ…

フェラーリ 250 LM

GTカテゴリーにおける優位を保つため、エンツォ・フェラーリはミッドシップレイアウトのニューマシンを企画する。こうして1963年のパリサロンで250 LMがデビューしたのだが、CSIはこのマシンにGTホモロゲーションを与えようとしなかった。 フェラーリ 2…

フェラーリ 458 イタリア

フェラーリ伝統の2シーターV8ミッドシップシリーズは、2009年に第七世代へと進化した。フランクフルトショーで発表された458 イタリアは、従来との明確な断絶を示す斬新なボディをまとっていた。直噴エンジンやマルチリンクサスなど、新テクノロジーも多数採…

フェラーリ F 40 GTE LM

1987年に登場したセプショナルカー“ F 40”は、当時のストラダーレのなかでは突出した高性能を持っていた。やがて F 40 をベースに複数のコンペティツィオーネが作られ、IMSAのGTOクラス、スーパーカーGT選手権、BPRシリーズ、そしてルマン24時間を闘うことに…

フェラーリ 250 GTE 2+2“ポリッツイア”

初の大量モデルである250GTの成功を受け、フェラーリは同シリーズのバリエーションを増やしていく。リアに小さなシートを備えた250 GTE 2+2は1960年に誕生した。そしてこの年、2台の250 GTE 2+2がローマ警察に納入されている。 フェラーリ 250 GTE 2+2“ポリ…