フェラーリ 340 MM

 1953年に新設されたスポーツカー世界選手権の全カテゴリー制覇を目指すスクーデリア・フェラーリは、ランプレディ系4100ccエンジンを搭載する340 MMを完成させた。このマシンはシーズン半ば、4500ccエンジンを積む375 MMへと進化を遂げている。

f:id:kouji-katayanagi:20210111204427j:plain

フェラーリ 340 MM ㊺

f:id:kouji-katayanagi:20210111204531j:plain

フェラーリ 340 MM ㊺ 1/43

 エンジン:フロント縦置き 60度V型12気筒、ボアストローク80mmⅹ68mm

 総排気量:4101.66cc

 最高出力:300㎰/6600rpm

 最高速度:270km/h

 製造年度:1953年

 生産台数:約10台

フェラーリ 328 G T B

1985年のフランクフルトショー、10年間に渡って製造が続けられた308GTB/308GTSの正当進化バージョンが登場した。ボア・ストロークともに拡大された3200ccV8エンジンを搭載し、各部の改良でドライバビリティを向上させた328GTB/328GTSである。

f:id:kouji-katayanagi:20210108225107j:plain

フェラーリ 328 G T B ㊹

f:id:kouji-katayanagi:20210108225314j:plain

フェラーリ 328 G T B ㊹ 1/43

 エンジン:ミッドシップ縦置き 90度V型8気筒、ボアストローク83mmⅹ73.6mm

 総排気量:3184.96cc

 最高出力:270㎰/7000rpm

 最高速度:263km/h

  製造年:1985年~1989年

 製造台数:7400台強

フェラーリ チャレンジ ストラダーレ

2003年のジュネーブサロンで、360シリーズに最後の派生モデルが追加された。ジェントルマンドライバーから、スポーツドライビング志向の強いエンスージアストまで、多くのものを魅了するロード・ゴーイング・レーサー『チャレンジ ストラダーレ』である。

f:id:kouji-katayanagi:20210107231828j:plain

フェラーリ チャレンジ ストラダーレ ㊸

f:id:kouji-katayanagi:20210107231936j:plain

フェラーリ チャレンジ ストラダーレ ㊸ 1/43

 エンジン:ミッドシップ縦置き 90度V型8気筒、ボアストローク85mmⅹ79mm

 総排気量:3586cc

 最高出力:425㎰/8500rpm

 最高速度:295km/h

  製造年:2003年~2005年

フェラーリ 250 テスタロッサ

1958年から3000cc規定で争われることになったスーパーカー選手権に合わせて、マラネロが作り上げたのが250 テスタロッサだった。1958年、1960年、1961年、3度のワールドタイトルをフェラーリにもたらした栄光のコンペティツィオーネである。

f:id:kouji-katayanagi:20210104163711j:plain

フェラーリ 250 テスタロッサ

f:id:kouji-katayanagi:20210104163802j:plain

フェラーリ 250 テスタロッサ ㊷ 1/43

 エンジン:フロント縦置き 60度V型12気筒、ボアストローク73mmⅹ58.8mm

 総排気量:2953.21cc

 最高出力:300㎰/7200rpm

 最高速度:250km/h以上

 製造年度:1957年~1961年

 生産台数:33台(プロトタイプの2台を含む)

フェラーリ 512BB L M

市販エンジンにチューニングを施した B B コンペティツィオーネは、1978年のルマン24時間で全車リタイアに終わる。この結果にプライドを傷つけられたフェラーリは、最新のエアロダイナミクスを導入した512BB L Mを作り上げ、本格的にルマン制覇に乗り出した。

f:id:kouji-katayanagi:20210103233247j:plain

フェラーリ 512BB L M ㊶

f:id:kouji-katayanagi:20210103233358j:plain

フェラーリ 512BB L M ㊶ 1/43

             スペック(1979年型)

 エンジン:ミッドシップ縦置き 180度V型12気筒、ボアストローク82mmⅹ78mm

 総排気量:4942cc

 最高出力:480㎰/7200rpm

 最高速度:315km/h

 製造年度:1979年~1982年

 製造台数:25台

フェラーリ F 40 レーシング

W S P C の新カテゴリーに参戦するはずだった F 40 レーシングは、このクラスのレースが開催されなくなったため活躍の場を失った。しかし、代わりにエントリーした I M S A で好成績を挙げている。イタリア・スーパーG T 選手権でも、F 40 レーシングは、圧倒的な速さを見せつけた。

f:id:kouji-katayanagi:20201231165847j:plain

フェラーリ F 40 レーシング ㊵

f:id:kouji-katayanagi:20201231170124j:plain

フェラーリ F 40 レーシング ㊵ 1/43

 エンジン:ミッドシップ縦置き 90度V型8気筒、ボアストローク82mmⅹ69.5mm

 総排気量:2936cc

 最高出力:780㎰/8100rpm

 製造年度:1988年~1996年

 製造台数:F 40 L M+F 40 コンペティツィオーネ:18台(異説あり)、イタリアG T       選手権用:10台強、F 40 GT+F 40 GTE:10台