フェラーリ 612 Can-Am
C S I が打ち出したレギュレーション改定により、栄光の 3 3 0 P 4 はレースから退くことになった。しかしアメリカのインポーターであるルイジ・キネッティは、Ｐシリーズでのレースを続けようとした。彼の情熱により、P 4 はカンナム用マシンの612に生まれ変わった。
エ ン ジ ン：ミッドシップ縦置き 65度Ｖ型12気筒、ボアストローク92ｍｍⅹ78ｍｍ
総 排気 量 ：6222.16cc
最 高 出 力：620㎰/7000rpm（660㎰/7700rpm-1969）
最大トルク : 60kg-m/5600rpm
最 高 速 度：340km/ｈ
フェラーリ 365 GTC/4
365 GTC/4は、アメリカの排出ガス規制に完全適合したフェラーリ・ストラダーレである。車名に加えられた数字からも分かるように、４カムシャフトを備えたV12エンジンを搭載し、流れるような曲面で形づくられる独特のピニンファリーナ製ボディえおまとっていた。
エンジン：フロント縦置き 65度Ｖ型12気筒、ボアストローク81ｍｍⅹ71ｍｍ
総排気量：4390.35cc
最高出力：340㎰/6800rpm（アメリカ仕様320㎰/6600rpm）
最高速度：260km/ｈ
製造年度：1971年～1972年
生産台数：約500台
フェラーリ 250 GT ベルリネッタ
250 GTの高性能バージョンとして誕生した250 GTベルリネッタ。1956年から1959年まで、連続でツール・ド・フランスを制したことから『T D F』の愛称が与えられた。公道でもサーキットでも高いパフォーマンスを発揮する。マルチパーパスなフェラーリGTである。
エンジン：フロント縦置き 60度Ｖ型12気筒、ボアストローク73ｍｍⅹ58.8ｍｍ
総排気量：2953.21cc
最高出力：220～280㎰/7000rpm
最高速度：約220～250km/ｈ以上
製造年度：1955年～1959年
生産台数：72台
