日本100名城(32)


春日山城(かすがやまじょう)は、新潟県上越市にあった中世の山城(日本の城)。主に長尾氏の居城で、戦国武将上杉謙信の城として知られる。春日山城跡は国の史跡に指定されている。

春日山城といえば上杉謙信の居城として知られていますが、上越市中部にある標高180mの春日山山頂に築かれ、天然の要害を持つ難攻不落の城とされ、長尾為景(謙信の父)、謙信、景勝の三代によって今日見られるような大城郭に整備されたと考えられています。

天正6年(1578年)、謙信が急死すると景勝はいち早く春日山城本丸をおさえ、家督を巡って三郎景虎(謙信の養子)と対立。春日山城を舞台に交戦状態となりました。やがて三郎景虎春日山城下の御館(おたて)に移り、天正7年(1579年)に自害するまで春日山城の景勝と交戦を続けました。

慶長3年(1598年)、豊臣秀吉の命により上杉氏が会津へ移封されると、堀秀治が春日山城へ入城します。しかし慶長12年(1607年)、堀氏は交通の便の良い直江津港の近くに福島城を新築して移り、ここに春日山城はその役目を終えました。

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春日山城 縄張り図

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春日山城絵図

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春日山城 縄張り図

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春日山城

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本丸跡

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毘沙門堂(復元)

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山腹より望む直江津